NISA恒久化、非課税枠拡大へ 貯蓄から投資の流れを後押し
2022/12/26
令和5度税制改正大綱が12月23日に閣議決定された。大綱では、資産所得倍増プランの実現に向け、NISA制度の抜本的拡充・恒久化が盛り込まれている。
具体的には、非課税保有期間を無期限化するとともに、口座開設可能期間の期限を設けず、NISA制度を恒久的な措置とする。
あわせて、資金に余裕があるときに短期的で集中的な投資を行うニーズにも対応するため、一定の投資信託を対象とする長期・積立・分散投資の年間投資上限額（つみたて投資枠）を現行の３倍となる年120万円まで拡充。さらに、上場株式への投資が可能な現行の一般NISAの役割を引き継ぐ「成長投資枠」を設け、「つみたて投資枠」との併用を可能とする。
成長投資枠の投資上限額は、現在の２倍となる年240万円まで拡充。これにより、年間投資上限額は合計360万円となる。
これらの措置は、令和６年１月から適用される見込みだ。
